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AWS SAPとは
AWS SAP (AWS Certified Solutions Architect – Professional) は、Amazon Web Service (AWS) が提供する認定資格の一つで、AWS 上でのシステムとアーキテクチャに関する深い知識を証明するものです。
企業向けの複雑なインフラストラクチャの設計やデプロイ、管理に関する高度な知識が求められるため、AWS認定資格の中で最も難易度が高い資格であると言われています。
AWS SAP保有メリット
・AWSの案件に配属される
・AWSの設計構築案件に配属される
・給料UP
いずれかをメリットだと感じる方にとって、AWS SAPの資格保有は、最高の武器になります。
実は私もAWSの実務経験がない状態から、AWSの設計構築案件に参画できました。
私の現場では、私と同じようにAWSの実務経験がない状態からAWSの設計構築案件に参画している人が多数います。
AWS実務未経験からの受験経緯
クラウドエンジニアになりたかった
ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへのキャリアチェンジを目指したことがきっかけです。
その理由は、年収UPです。
私は年収を上げるために、ネットワークエンジニアとして勤務している際にCCNA、LinuC Level-1、AWS SAAと3つの資格を取得し、
AWS SAAだけでは派遣先の変更を交渉する材料として弱いと感じ、プロフェッショナル資格の取得を目指しました。
結果として転職してクラウドエンジニアになり、年収を100万円ほど上げることができました。
AWSの実務経験はゼロ
当時、私が配属されていた案件はAWSを扱う機会は全くありませんでした。
実務経験がないため、AWS SAPの勉強を始めた時には、自分でアカウントを作り、一つ一つのサービス名を知るところから学習し、サービス同士のつながりをイメージするのに苦慮しました。そんな私がどのようにして合格したのか?その勉強方法を今からお伝え時しますね。
AWS SAP 勉強方法
AWS SAP取得のためにはずばり、類似の試験問題をひたすら解いてください。
ひたすら試験問題を解くことが資格取得に最も効果的です。
特にAWS SAPの問題は、問題文が長くて言い回しも独特です。
どれだけ各サービスの理解を深めても、試験問題の意味を理解できなくては正解できません。
とにかく独特な言い回しの試験問題に慣れることが、資格取得への最短ルートです。
合格へのロードマップ
合格までの勉強時間と期間
私はAWS SAAを取得するのに1ヶ月、AWS SAPを取得するのに2ヶ月で合計3ヶ月かかりました。
毎日の学習時間は2時間ほどです。
毎朝5時に起床し、仕事が始まる前に学習時間を設けていました。
AWS SAPについては1ヶ月で一度受験しましたが、結果は不合格。
そこから再度学習をスタートし2ヶ月目でようやく合格しました。
教材
具体的にどのような教材を使用して合格へ至ったのか?
主に利用したのが以下の3つです。
・オンライン学習サービス
・書籍
・YouTube
それでは順番に詳しく見ていきましょう!
オンライン学習サービス
オンライン学習サービスはCloudTechの一択です。
CloudTechではAWSの全般的な知識を身につけるための動画や、各AWS資格の試験問題集が利用できます。
問題数が豊富にあり、動画での解答解説があるため非常にわかりやすい教材です。
書籍
書籍については様々な本を試しましたが、特に使用した書籍について紹介いたします。
【AWSの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる】
AWSのサービスについて基礎的なことが一通り書いてあり、包括的に学べる一冊です。
図解を用いて説明したり、実際の導入例について触れられているため、サービスへのイメージも持ちやすく初学者にも理解しやすい内容です。
【AWS認定資格 ソリューションアーキテクトの教科書】
先ほど紹介したCloudTechの運営メンバーによる著書で、AWS SAAの内容に沿った教材です。
豊富な図解やサンプル問題があり、使いやすい内容になっています。
AWS SAAの内容理解を深めることは、AWS SAP取得にも役立つためおすすめです。
【Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築】
AWSの基礎的なハンズオンを学べる書籍です。
実際にWordPressを構築する実践的な内容で、ネットワークやサーバーの基礎を手を動かしながら学べます。
こちらについては資格の取得後でもいいと思いますが、余裕があれば実際に手を動かして学ぶこともおすすめです。
YouTube
オンライン学習サービス、書籍で十分学習は可能ですが、自分の苦手分野について理解を深めたい際にYouTube動画はおすすめです。
特定のサービスの問題を繰り返し間違えてしまう場合、そのサービスについて解説を各チャンネルが行なっていないか確認していました。
よく参考にしていたチャンネルは下記の3つです。
・Amazon Web Services Japan公式チャンネル
・クラスメソッド
・サーバーワークスチャンネル
AWS Black beltオンラインセミナーの映像や各サービスのユースケース、AWSの最新情報が公開されています。
AWS SAPの試験では、サービス同士の連携について問われることもあるため、ユースケースについて頭に入っていると、理解がしやすいです。
他の2つは大手CIerのチャンネルで、AWSサービスについての解説だけでなくエンジニアとして必要な情報を網羅的に公開しています。
特にサーバーワークスチャンネルでは、試験問題解説を動画内で行なっているものもあるため、参考にしていました。
AWS SAP取得に必要な心構え
資格取得は手段
重要な心構えはなんのためにAWS SAPを取るのかを明確にすることです。
私は「案件の移動希望を叶える or 転職でAWSに触れる企業に入る」という目的を果たすための一つの手段としてAWS SAPを取得しました。
資格取得を目的とするのではなく、資格取得は目的を達成するための手段であることを認識し、学習することが重要です。
優先度は「資格の取得>理解を深める」
もちろん理解を深めることは重要です。
しかし私はじっくり理解を深めて時間をかけて資格を取るよりも、理解しきれていなくても短期間で資格を取得する方が良いと考えています。
例えば下記の2人を比べた場合どうでしょうか。
・ハンズオンもじっくり行い、6ヶ月かけてAWS SAPを取得した人
・1ヶ月でAWS SAPを取得してAWSの現場に入り、3ヶ月現場経験を積んだ人
後者の方がスピーディーに実績、経験を積み、キャリア形成で有利だと考えます。
ハンズオンでの習熟は資格取得後、現場異動までの間でもできるため、もし、目的を早急に達成したい場合は手段として資格取得することをおすすめします。
以上、AWS SAP 合格体験記!でした。
福岡市博多区でシステム開発の請負やSES、web集客サービスを提供する発信中